にゃーす！
オレ、シャコにゃん。
今日はサッカーのはなし。
にーちゃんは時々、ボールを蹴って
オレと遊んでくれる。
オレ、サッカー好きなのさ。
にーちゃん
「俺からボールを奪えると
思ってんのか！この、こわっぱが!!」
にゃろめーーー！こんにゃろめ～！
オレ、ボールにさわることも
出来ずに疲れてゴロンさ。
にーちゃん、小学1年生の頃から
サッカーやっていたんだってよ。
さすがのオレもボールを
奪えないはずだわ。
昨日はそんな、にーちゃんの
高校総体サッカーの支部予選だったんだぜ。
ママちゃん
「サッカーの応援行きたかったわ～、
試合に出てる姿、見たかった…
去年もコロナのせいで
応援行けなかったんだから」
パパちゃん
「緊急事態宣言が発令されて
無観客試合だからね、仕方ないよ」
オレも応援に行きたかったな。
サッカーの試合中に猫が乱入したって話を聞いたことあるけど、
オレも試合中に乱入して、
にーちゃんの高校チームの勝利に
貢献して、
幸運の猫だ！素敵！イケメ～ン！とかキャーッ！だの、ニャーッ！だの
と騒がれたついでに
『シャコにゃんブギ』
を宣伝したかったぜ。
今頃、人気ブロガーになって
いたかもしれないな…
そんなことないか…
いや、あるよ…ある…
見てくれよ、この反射神経！
オレのポジションは
ゴールキーパーだな。
無失点試合になるのは間違いないぜ。
守護神シャコにゃん、いいねぇ～！
あら～いいところなのに～！
じゃーまー！
どけーシャコやま～！
と言われ
テレビ台から降ろされるけど、
ボールを追うのが猫、オレだよ。
テレビ台に乗っては降ろされ、
乗っては降ろされの繰り返し。
ママちゃん
「おにいちゃんがサッカーを
始めた頃にさ～、
ゴールを決めるために、
ゴールネットの前でボール来るの
待っていたら？って
アドバイスしたことあったわ～
そしたら、
ママ、それね、オフサイドって
言う反則だからダメなんだよって、
おにいちゃんに言われたのよね、
懐かしいわ～」
パパちゃん
「今もルールわかってないでしょ？」
ママちゃん
「ふふふ」
にーちゃん、今と言葉使いが
違うじゃねーか！びっくりだぜ。
可愛い頃もあったんだな。
にーちゃん、2回戦も頑張れよ！
応援してるぜ！
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